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2018-11-08
山へ恩返し(植林)に行ってきました(2)植林編
1日の製材工場見学に続き、2日目はいよいよ植林です。
植林地となる山の近くまで車で移動をし、そこから徒歩で移動です。山の麓までは10分程度。のどかな田園風景を抜けた後に、山の入り口で集合。そこから更に、山道を登って植林エリアの斜面に向かいます。



この日は、前日降った雨のせいで山道は大変ぬかるみ。大変滑りやすく、道具と苗を持って登っていく時点ですでに一苦労。しかし普段から山で作業をされている地元の方々が、スタスタと登っていかれたのはさすがでした。



今回用意されていた杉の苗は、2550本!
植え終わらないとお昼にありつけません…というのは冗談ですが、人海戦術が功を奏する作業ですから、大人数の時に植えられるだけ植えたいところ。道具の使い方、苗の植え方を教えていただいた後は、さっそく作業開始です!



苗は1.8m間隔で植えるとのことで、あらかじめ1.8m間隔に印をつけたロープをご用意いただき、参加者がそれぞれの印のところで作業を行い、ロープ一列の作業がすべて終わったら、そのままロープと共に横にスライドをしていくという流れ。斜面を上下に移動する距離を最小限にして、効率的に植えていきます。



とはいえ、慣れない斜面で作業をしながら進むのは、ズリ落ちたり、よじ登れなかったりと、最初は苦労しましたが、老若男女、皆で無事に作業を終えました。あいにく2550本すべては植林できませんでした。残りは
くりこまくんえん」の山林部の精鋭の方々に託して参りました。



今回植林した木が、木材として利用できるようになるのは、今から50〜70年後。樹を切ることを、ためらわれる方もいらっしゃいますが、伐採に適した伐期を過ぎると、二酸化炭素の吸収量が減っていくと言われており、人が植林した人工林では、定期的に伐木し、新しい苗を植林していくというサイクルが、山の資源を循環させて、自然を次世代に引き継いでいくために必要です。植林・育林・伐木までにかかる手間と長い年月を考えると、今ある伐期を迎えた樹を、大事に活用していきたいと改めて思いました。


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