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2014-09-18 |
緑とソーラーパワーのある賃貸『羽根木テラス・ビオ』(後編) |
太陽光発電付きの賃貸住宅『羽根木テラス・ビオ』 太陽光発電のご説明をさせていただいた前編に続いて、後編ではまず オーナーさんこだわりの断熱性についてからご紹介です。 断熱性能にもこだわり、夏は涼しく冬は暖かく 室内の快適性さを確保する為に重要な断熱性能については、壁・床・天井に厚い断熱材を置くことはもちろん、これに加えて、断熱性能を向上させたガラスをペアガラスにして、中間層(空気層)にアルゴンガスを入れた「Low-Eアルゴンガス入り複層ガラス」をすべての窓に使用されています。 アルゴンガスは、乾燥空気に比べ1.5倍も熱を伝えにくく、かつ安全な気体と言われています。空気中にも存在する気体で、空気中では二酸化炭素よりも多く存在している気体で、万が一ペアガラスから漏れても特に問題ないと言える気体です。Low-Eペアガラスだけでも十分な断熱性能を持っているのですが、中間層にアルゴンガスを入れることにより更に断熱性能や遮熱性能が高められています。 「断熱性能の実測も1週間近く掛けて行われ、東北地方北部に建っていても、家の隅々で十分に暖かさを保てる構造になっていることが確かめられています。冬は寒さや結露を防ぎ、夏は冷房に掛かる費用を削減できることにもつながります。断熱には徹底樹にこだわりました」とオーナー。 実際にはどれくらいお得になるか? これだけの環境性能、実際に住み始めてみないと経済効果は判りにくいところがありますが、なんとオーナーさん自らが(株)環境エネルギー総合研究所にその試算をお願いしてありました。ソーラーパワーによる購入電気量の削減や、余剰電力の売電で年79,000円の節約、高断熱による冷暖房費の節約が約12,000円、照明のLED化やエコ・ジョーズ給湯で約15,000円、合計年約106,000円もの節約可能性があると試算されました。月に換算するとおよそ8,800円強です。 「HEMSを活用して、節電して売電に努めれば、もっと大きな額の家計費節約も可能でしょう。金銭計算はなかなかできませんが、断熱に優れた家での健康維持の利益、そして災害時での安心感なども”お得”につながると思っています」とオーナー。 郷土種・在来種の植栽で、緑のある景観にも配慮 羽根木テラス・ビオでは、エネルギーだけでなく緑化にも努められています。植物好きのオーナーにより、植栽は庭だけでなく、壁にも葉がつたっていって緑化されていくよう植物が植えられています。緑に覆われますので、太陽で熱せられることが少なく、夏の夜のヒートアイランド現象の抑制にもなります。 植栽は郷土種・在来種を中心にし、地域生態の一部となるようなビオトープを形成。建物前面のお庭は、世田谷区の「小さな森」の登録を受け、住まい手や近隣の方々に緑の景観を提供されています。緑のあるお庭ではBBQを楽しんだり、お子様用の小さなプールを置くことができたりしそうです。都心の賃貸でありながら、豊かな緑を楽しめる共用のお庭となっています。 さらに庭には井戸もあります。井戸の動力は、こちらもソーラーパワー。蓄電池経由の動力となっており、万が一の時にも動力が確保されています。 ご自身がエコハウスに住んでいらっしゃるオーナーが、断熱性能と防災性能にこだわって建てられた賃貸住宅『羽根木テラス・ビオ』。都心でエネルギーの自給に少しでも取り組んでみたい方には、待望の賃貸住宅ではないでしょうか。 【物件詳細情報】 住所:世田谷区羽根木1丁目 最寄駅:井の頭「東松原駅」徒歩3分 間取:2LDK(地上2階建・連棟) 専有面積:76.3㎡ 駐車場:無し 駐輪場:有り 構造:軽量鉄骨造 竣工:2014年3月 入居諸条件:ペット不可、住居兼事務所不可、消音器なしの楽器演奏不可 エコハウス機能: 断熱性能Q値1.79、LOW-Eガラス複層ガラス断熱サッシ窓、居住者利用の太陽光発電装置(能力2.8kW)、省エネ照明(全館)、緑化共用庭(82㎡超)、木質ベランダ簀子、壁面緑化 防災時対応機能: 住宅品確法における耐震等級3(公共避難所同等)、非常時及び共用設備用リチウムイオン蓄電池(7kWh)、同電池駆動の井戸 部屋設備: システムキッチン、 IHクッキングヒーター、 食洗機、 全面フローリング、 ウォークインクローゼット、 エアコン3台、 追焚機能付き、 洗浄機能付便座(2カ所)、 LED(全照明)、HEMS(電力・ガス・水道消費モニター)、非常時用電源コンセント、高効率給湯器(エコジョーズ)、追焚機能付き風呂 |
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